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自作EAのこれまでとこれから -まとめ-

 
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今までいろんな小遣い稼ぎを実践してきました。最終的にMT4でEAを稼働させる運用方法に落ち着きました。EAを自作したりもしています。気まぐれにサイトの更新が止まったりしますが、メッセージいただければかなり喜びます。よろしくお願いいたしまーす。
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どうも、miccoです。

ゴールデンウィークも終わり今日から仕事が始まる方も多いのではないでしょうか。
日中も暑く感じる日が増えてきて夏の訪れを感じます。

さて今回は、前回まで各自作EAのこれまでとこれからをそれぞれ検証してきましたが、それから少し日が経ったので5月2日時点での現状と総まとめです。

各自作EAの”これまでとこれから”のおさらいは以下からどうぞ。

自作EAのこれまでとこれから -Rhino-
自作EAのこれまでとこれから -Cradle-
自作EAのこれまでとこれから -MATILDA-

各自作EAの現状(2022/5/2時点)

各自作EAのこれまでとこれからの各記事で、Forestさん(@ForestsLab)のサイト「Forest’s Investment Lab.」の「EA分析方法」内の【2. バックテストからフォワード推移を予測する】を参考にブートストラップ法を用いたフォワード推移予測を利用させていただきました。

ブートストラップ法を用いたフォワード推移予測で見ると、現状のフォワード推移がバックテストから期待できる成績推移のどの様な位置を推移しているのかを視覚的に判断できて分かりやすいです。

これまでと同様の方法で各自作EAの現状を確認していきます。

Rhino

プロフィットモード

まず、Rhinoのプロフィットモードのリアルフォワードです。

2021年9月下旬から調子を戻し始めて復調の兆しが見えている様です。

前述のフォワード推移予測で見てみます。

中央値よりも下のエリアを推移している様です。上下限値の範囲で推移しているのであればバックテストから想定される範囲にいるということなので、現状は異常なしと判断できます。

引き続き稼働を継続してフォワード推移に注意していこうと考えています。

勝率モード

次に、Rhinoの勝率モードのリアルフォワードです。

こちらもプロフィットモード同様、9月下旬頃から右肩上がりになってきました。

フォワード推移予測で見てみます。

2021年7月頃に下限値を下回った後、2022年1月頃に下限値まで復調し、その後下限値付近を上下している様です。プロフィットモードよりも今後のフォワード推移に注視が必要と考えています。

Cradle

次に Cradleのリアルフォワードです。

Rhinoとは対照的なタイミングである2021年10月から連敗が続く様になり、それまでの利益を全て吐き出すほどの大ドローダウンが始まりました。2022年2月下旬からようやく勝てる様になってはきましたがリカバリーまではまだまだ遠いです。

フォワード推移予測で見てみます。

2021年11月頃に下限値を下回ってから、どんどん下限値から遠ざかっていきました。バックテストの成績から想定される下限値を大きく下回っているので Cradleにとっては異常事態が発生していると捉えられます。直近で上向きになってきてはいますが、下限値から離れすぎているため復調の可能性は低いと考えます。リアルフォワードの計測は現在残っている証拠金が尽きるまで継続します。

MATILDA

次に MATILDAのリアルフォワードです。MATILDAは各通貨ペアについて見ていきます。

CHF/JPY

まずは CHF/JPYのリアルフォワードです。

リアルフォワード計測開始から ±0の辺りを上下していましたが、2022年になってからマイナス方向に偏り始めました。

フォワード推移予測で見てみます。

リアルフォワード開始から中央値より下のエリアを推移していたものの、とうとう2022年2月に下限値を下回り、そこから大きく下限値から遠ざかる結果となっています。CHF/JPYはショートのみのロジックであるため最近の円安相場の影響が考えられます。CHF/JPYについては稼働停止の判断がいいかもしれませんが、計測しているリアルフォワードは継続します。

EUR/JPY

次に EUR/JPYのリアルフォワードです。

リアルフォワード計測開始からとても強かったのですが、2021年12月1日の70pipsを超える大きな損切りから負けが目立ち始め、大きめの損切りが増えてきたことで勝てなくなってきました。連勝はするものの、1回のトレードで得る利益が少ないので損切りのタイミングでその利益が一掃されてしまうといった状況でドローダウンを継続しています。

フォワード推移予測で見てみます。

リアルフォワード計測開始から中央値辺りを推移していましたが、前述した12月1日の損切りで中央値を下回り、2022年に入ってから下のエリアを掘り下げ 2月に下限値を下回りました。その後現在に至るまで下限値から遠ざかっている状況です。EUR/JPYについても CHF/JPYと同様に、稼働停止の判断がいいかもしれませんが、計測しているリアルフォワードは継続します。

GBP/JPY

次に GBP/JPYのリアルフォワードです。

元々トレード回数が少ないロジックですので、他の通貨ペアと比較してもトレード回数は少ないです。成績は右肩上がりを継続しており、順調にトレードできている様に見えます。

フォワード推移予測で見てみます。

中央値より上のエリアで推移していましたが、2022年4月に中央値に触れ、初めて下のエリアに入りました。まだ警戒するほどの位置ではないと捉えられるのでこのまま稼働継続していこうと考えています。

NZD/JPY

次に NZD/JPYのリアルフォワードです。

リアルフォワード計測開始から順調に勝ち進んでいましたが、2022年1月6日に130pipsを超える大損切りをしてしまいました。しかしその後も崩れることなく勝ち越しており、現在では年始の大損切りをリカバリーできています。

フォワード推移予測で見てみます。

中央値を挟んで上下のエリアを行ったり来たりしており、現在は中央値やや下の位置にいる様です。大波ではありますが、NZD/JPYについては稼働継続で問題ないと考えています。

USD/JPY

次に USD/JPYのリアルフォワードです。

リアルフォワード計測開始から順調に勝ち進んではいたものの、2022年3月に3回の60pipsの大きめの損切り、4月に120pipsの大損切りをしました。現在はそのドローダウンのリカバリーに向けて利益を積み直しているところです。今のところ大崩れしている印象はありません。

フォワード推移予測で見てみます。

リアルフォワード計測開始から、中央値に絡む様に順調な推移を見せていましたが、前述の損切りで下エリアに入りました。今後大きめの損切りが続く様であれば下限値に触れることも考えられるので、稼働継続しながらも、大きな損切りがあった際は少し注意が必要と考えています。

MATILDAのまとめ

MATILDAの仕上げとして 5通貨ペア全てで見た場合どうなっているかを見てみます。

損益曲線は右肩下がりですが、これはCHF/JPYとEUR/JPYの影響が大きいと考えています。他のGBP/JPY, NZD/JPY, USD/JPYについては問題ないのですが、全体の損益曲線で見るとこの様に映ってしまいます。

フォワード推移予測で見てみます。

現在5通貨ペア全てで稼働している場合を見てみると、損益曲線でも不調が見て取れるように下限値を下回っています。2022年2月に下限値を下回っており、これはCHF/JPYとEUR/JPYと同じタイミングです。

そこで、他の3通貨ペア(GBP/JPY, NZD/JPY, USD/JPY)だけで MATILDAを稼働した場合はどんな様子かを見てみました。

それがこちらです。

下エリアでの推移ではありますが、現在もバックテストの成績から得られる想定内を推移しています。先ほどの5通貨ペアで稼働していた場合は2月に下限値を下回っていましたが、この3通貨ペアで見ると2月の不調は見受けられません。とは言え、USD/JPYが4月に大きな損切りをしたこともあり、その影響でグッと下エリアに押し下げられている様です。

MATILDAは今後のUSD/JPYのトレード結果で明暗が分かれそうです。

各自作EAのまとめ

これまで各自作EAについてそれぞれ見てきました。
まとめると、

  • Rhino:注意が必要ではあるものの復調の兆しも見える。
  • Cradle:直近では連勝が見られるが想定から外れすぎている。
  • MATILDA:GBP/JPY, NZD/JPY, USD/JPYの3通貨ぺアは順調。

と、こんな感じでしょうか。
Cradleの想定外の不調は私自身ショックが大きいのですが、Cradleを使っていただいていた方は私なんかよりも比較にならないくらいショックが大きいと思います。なので、何か少しでもできる事がないかと考えていはますが、私にできる事と言えば次回作リリースの際に何か特典を付けさせていただくことなのかなと考えています。

自作EAの開発当初はバックテストではもちろんですが、開発したEAのフォワードの状況を見ながら、これは良いのができたと自信を持ってリリースするのですが、全てが好成績を維持して勝ち続けるというのはなかなか難しいものですね。これはもちろんまだまだ勉強が足りないという事なので自分を戒め、引き続き勉強、検証に精を出していきたいと思います。

やっぱりEAって楽しいです^^

配布EAについて【業務連絡】

昨年11月21日にIB紐付けによるEA配布を開始させていただきました。コンセプトとしてはEA参入の敷居を低くすることでEA初心者の方をはじめ、EAに興味がある方、またはEAに興味を持っていただくきっかけになればという思いもあり、また、以前から私自身も興味があったこともあり提供を開始してみました。

利用者の方への勝算としては当時絶好調だったCradleとMATILDAの二本柱で勝っていただけるだろうと考えていました。しかし、これまでの検証のとおり、ちょうどその頃辺りからその二本柱と考えていた自作EAたちが不調に陥ったことから配布対象のブローカー口座についても軒並みドローダウンする結果となってしまいました。

コンセプトから大幅にズレてしまったので、この記事を機に今後のEA配布は中止させていただきます。

これまでにご利用いただいている方に関して、既にお渡ししているEAに設けている口座制限を解除いたしましたのでご自由にお使いください。半年間の壮大なプレゼント企画と捉えていただければ幸いです。
これまでご利用いただいていた方々、また、当時リツイートして盛り上げていただいた方々を含め、お付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。
今後また再チャレンジするかもしれませんので、その際は改めてお付き合いいただけると幸いです。

市販EAも使っています。【おまけ】

EAを自作してはいるものの国内外の市販EAをずっと使っており、EA歴で言うと約7年になります。
これまで運用口座をあちこち変えたりしていて、まとまったデータがなかったので昨年10月から1つのリアル口座にまとめてトレードデータを計測しています。
その各EAのトレードデータを基に、各EAについて今回の検証に使った”ブートストラップ法を用いたフォワード推移予測”を行い、そこから得られた結果からEAを厳選して、今年の1月からトレードデータ計測の口座とは別のリアル口座で運用していて運用開始から4カ月が経過しようとしています。

厳選市販EAの現在の成績はこんな感じです。



全体を通して順調に推移しています。

使用している市販EAの一部ですが、5月2日時点の推移は以下の様な感じです。

この様な感じで順調に推移しているEAを厳選して現在12個のEAを採用しています。
初期証拠金は50万円で、運用開始から4カ月で+65%で回っているので悪くないと思います。1トレード当たりの平均運用ボリュームは 0.2Lotなのでそれほどハイレバでもないかなと考えています。

運用は引き続き継続して、思い出した頃にまた報告しようと思います。

改めて、やっぱりEAって楽しいです^^

 

 

では^^

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